「プロミス」は、三井住友フィナンシャルグループ子会社「SMBCコンシューマーファイナンス」系列の消費者金融です。
急な出費や資金繰りが必要な人には魅力的な選択肢ですよね。
しかし、利用に伴うリスクにも目を向けておく必要があります。とりわけ、延滞によって発生するリスクは、あなたの今後に悪影響をおよぼしかねません。
本記事では、プロミスの返済遅れに伴うリスクを解説していきます。
さらに、延滞を避けるための対策や、延滞してしまった場合の対処法についてもあわせてお伝えします。
今後の資金繰りに役立ててみてください。
プロミスの返済を延滞するとどうなる?おもなリスク3点を解説
「プロミス」で返済日をまもらず延滞したとき、どういったリスクが発生するのでしょう? ここでは、おもなリスク3点をチェックしていきましょう。
リスク【1】遅延損害金の発生
プロミスで延滞した場合、「遅延損害金」が発生してしまいます。契約で取り決めた利息とは別で加算されるため、返済負担が増加するリスクに直結します。
延滞した日数がふえるほど、請求される額も高くなっていくので、早期に解決をはかる必要があります。充分に注意しましょう。
リスク【2】信用情報にキズがつくおそれ
プロミスでの延滞によって、「信用情報」のキズがつく点も要注意。延滞は履歴として「信用情報機関」に残りつづけます。
実は、この信用情報は金融機関全体で共有されていたりもします。
もし、近い将来にローンを組みたいときや、金融商品を契約したいといった場面で信用情報に問題があると、審査を通過するのはむずかしくなるでしょう。
住宅ローン、マイカーローンを数年以内に契約する予定がある人はとくに気を付けておく必要があります。
リスク【3】法的処置に発展するおそれ
軽度の延滞時、メールや電話による連絡が入ります。さらに放置していると、返済を促すための督促状・催告書が届くでしょう。
それでも改善のきざしが見られず、延滞が長期にわたりかつ返済の意志が見られないとプロミスが判断した場合、強制解約から「法的措置」に発展しかねません。
法律の力によって、給与の差し押さえや、財産の差し押さえといったきびしい処分が下されるおそれがあります。
このようなリスクを把握したうえで融資を検討しなくてはいけません。
プロミスを延滞した際にかかる負担|遅延損害金の基礎知識3点
「プロミス」で延滞すると、「遅延損害金」が発生すると上記でお伝えしました。ここでは、遅延損害金の基本的な知識について理解を深めてみましょう。
遅延損害金の計算方法について
プロミスの遅延損害金は、一般的な利息よりも高い値が適用となります。遅延損害金は、延滞している額と適用される金利、そして延滞日数によって算出されます。以下の計算式を用います。
「滞納している金額 × 遅延損害金利率 × 滞納日数 ÷ 365日」
延滞日数がふえるほど遅延損害金もふえる
上記計算式がしめすとおり、遅延損害金は延滞日数がふえるほどその負担率も大きくなります。
短期間の延滞であれば、負担額は少額でおさまるでしょう。しかし、延滞が長期にわたると損害金は雪だるま式にふえてしまいます。
返済負担の増大は生活破綻に直結しかねないため、すみやかな改善策が必要です。
遅延損害金の発生タイミング
遅延損害金は、返済日の翌日から発生します。返済期日をうっかり忘れて追加コストが増える…といった話は決して他人事ではありません。
1日もはやく対処して負担を抑えられるように気を配りましょう。
延滞が続くと最終的にどうなるの? 信用情報への影響とは?
お金を借りたまま、返済日を過ぎても返さない「延滞」がつづいた場合、どうなるのでしょう? ここでは、延滞が信用情報にどのような影響を与えるのかを解説していきます。
延滞履歴が信用情報に残るプロセス
プロミスで延滞すると、その情報が信用情報機関に通知されます。そして、一定期間が経過すると「延滞」した記録が履歴として残ります。
数ヶ月以上の延滞が続くと、悪質な利用者と見なされてしまいます。何度も返済日をまもらない態度を繰り返すと「ブラックリスト」に載ってしまうかもしれません。
信用情報悪化は、今後の「足かせ」になり得る
信用情報に延滞記録が残ると、その後の資金繰りに悪影響を与えるおそれがあります。
住宅ローンや自動車ローンなどは返済能力だけでなく、これまでの信用情報が審査で重視されやすいため、延滞履歴が「足かせ」になるかもしれません。
新規でクレジットカードを発行するときも同様です。重度の延滞を繰り返していたなら、審査が通りにくくなるでしょう。
金融機関は信用情報機関を通じてあなたの信用度をはかります。延滞履歴がふえるほど、不利になっていくのは言うまでもない話です。
信用情報の回復に必要な時間とは?
信用情報に残る延滞情報は、5年程度保持されるのが一般的です。
履歴がなくなるまで、新たな借り入れやローンの審査に通りにくくなると見積もっておいたほうが良いでしょう。
お金を借りたら責任をもって返済につとめることを意識しなくてはいけません。
プロミスへの返済が遅れた場合|効果的な対処法とは?
「プロミス」で返済日がずれ込むときは、適切な対応が求められます。ここでは、延滞した際の対処法を考えてみましょう。
返済が遅れるときは、すみやかに連絡を
返済が遅れる場合、可能なかぎりはやくその旨をプロミスに連絡しましょう。通話の場合は、「プロミスコール」まで連絡をすれば大丈夫です。
返済期日から14日以内に入金可能なときは、自動音声応答からの変更も用意されています。
電話でのやりとりはしたくない場合、インターネットやアプリの会員サービス内の「毎月のご返済期日変更のお申込」を利用すると良いでしょう。
そのほか、「自動契約機」や「郵送」からも変更ができるので、適したものを選択してみてください。
問題は放置せず、正直に相談しよう
トラブルに発展する前段階で相談しておくと、延滞によるペナルティを最小限に抑えられるはずです。
現状をプロミスに真摯に伝えることで、返済計画の変更も期待できます。
返済日そのものを変更したい場合は、追加の精算をしたあとでの対応となります。(取引内容によっては変更不可の可能性もあります)
まずは直接たずねてみることをお勧めします。
プロミスと大手消費者金融カードローン4社比較
プロミス |
SMBCモビット | アコム | アイフル | レイク |
実質年利 | ||||
4.5%~17.8% | 3.0%~18.0% | 3.0%~18.0% | 3.0%~18.0% | 4.5%~18.0% |
融資までの時間 | ||||
最短3分※1 | 最短15分※2 | 最短20分※3 | 最短18分※5 | Webなら最短25分※6 |
無利息期間 | ||||
30日間 | なし | 30日間 | 30日間 | 180日間※7 |
借入可能額 | ||||
1万円~500万円 | 1万円~800万円 | 1万円~800万円 | 1万円~800万円 | 1万円~500万円 |
電話での在籍確認 | ||||
原則なし | 原則なし | 原則なし※4 | 原則なし | 原則なし |
詳細はこちら | 詳細はこちら | 詳細はこちら | 詳細はこちら | 詳細はこちら |
※1 融資時間:申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。18歳、19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。
※2 申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
※3 審査時間・融資時間:申込時間や審査により希望に添えない場合があります。
※4 アコムの在籍確認:原則、勤務先への在籍確認の電話はなく、書面や申告内容での確認を実施。
※5 申込の状況によっては希望にそえない場合があります。
※6 21時(日曜日は18時)までの契約手続き完了(審査・必要書類の確認含む)で、当日中に振込みが可能です。審査結果を確認できる時間は、8時10分〜21時50分(毎月第3日曜日は、8時10分〜19時)です。時間外や申し込み内容によっては、電話またはメールで審査結果が通知される場合があります。一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。
※7 Web以外の無人店舗や電話で申込むと、借入額全額30日間無利息または借入額5万円まで180日間無利息のどちらかになります。60日間無利息(Webでの申込み限定)、180日間無利息それぞれ契約額1万円~200万円まで。30日間無利息、60日間無利息(Webでの申込み限定)、180日間無利息それぞれの併用はできません。無利息開始日は初回契約日の翌日からとなります。無利息期間経過後は通常金利適用。貸付利率は契約額および利用残高に応じて異なります。
プロミスからの催促連絡が来るタイミングについて|延滞時の対処法も解説
ひとたび延滞してしまうと、借り入れ先から催促の連絡が入ることがあります。ここでは、プロミスから連絡が入るタイミングと対処法について解説します。
初回連絡のタイミング
一般的に、プロミスでは返済期日をすぎてすぐに初回連絡が入ります。延滞している旨を知らせるシンプルな連絡で済むでしょう。ていねいに対応することで延滞のダメージを最小限に抑えられます。連絡を無視したり、雑な対応をしないように気をつけてください。
頻繁に電話連絡がくるケース
延滞がつづいている場合、プロミスからの電話連絡の頻度が高くなるおそれがあります。このタイミングでは、返済意思がきちんとあるのかを確認するために連絡を入れることが多いので、真摯に向き合う必要があります。信頼に足る人物と思われる対応を心がけましょう。
連絡を無視した場合はどうなる?
プロミスからの連絡を無視しつづけると、やがて「強制解約」となるでしょう。その後は、法的な措置にまで発展する可能性が高くなります。
結果、借りている側が借金を帳消しに…とはいきません。給与の差し押さえ処分や、財産の差し押さえといった強制執行にまで発展するでしょう。
あなたの「信用情報」にも甚大なキズが入ることを覚悟する必要があります。
プロミスの返済を延滞したとき|頼れる3つの相談先
一身上の都合によって、返済が困難になる日がやって来るかもしれません。そういった際に頼れる相談先を3つ紹介します。
相談先【1】プロミス・カスタマーサポート
プロミスには、返済関連の悩み相談ができるカスタマーサポートが設置されています。延滞しそうなとき、返済そのものが困難であるときにカスタマーサポートへ連絡を入れることで、将来に役立つアドバイスを得られる可能性があります。
返済額や返済期間の再調整に応じてもらえれば、生活の立て直しの希望を見いだせるはずです。
相談先【2】法律のプロによる相談窓口
延滞問題の解決をはかるなら、法律の力に頼る方法も選択肢にいれてみてください。「日本弁護士連合会」「法テラス」または「日本司法書士会連合会」なら、法律のプロによる的確なアドバイスを期待できます。
無料で相談できますが、回数や時間、対応範囲などいくつか制約があるため、悩みをあらかじめメモに書き出すことからはじめてみましょう。
相談先【3】公的相談窓口
「国民生活センター」「消費生活センター」といった公的な相談窓口に相談して延滞問題の解決をはかる方法もあります。
市区町村単位でもお金に関する悩み相談に対応してくれることが多いので、関連している団体にたずねてみるのも良いと思います。
費用も掛からないので、気軽に相談してみて損はないはずです。
プロミスの延滞を解消するための返済プランの見直し方法
いまの延滞を解消するためには、これまでの「返済プラン」の改善が必須です。ここでは、返済プランをどう見直していくか考えてみましょう。
改善【1】現在の返済状況を把握する
まずは、現在の返済状況をしっかりと把握しましょう。どれだけ負債を抱えているか、いつから滞納しているのか、遅延損害金はどのくらい発生しているかなど、返済計画を見直すうえでかならずチェックしてください。
改善【2】収入・支出のバランスを改善する
収入と支出のバランスを改善していくことも、返済プランの見直しのために必要です。不要なサブスクなど余計なものにお金を使ってはいないか、節約できるものはないか見てみましょう。また、返済に充てるための収入をふやす対策も有効です。ムリのない返済プランを立てられるように努めてください。
改善【3】プロミスに相談し再調整してもらう
現状のままでは完済がむずかしいなら、プロミスに直接相談し、返済プランを再調整してもらいましょう。収入や生活環境にあわせた返済プランに変更してもらうことで、将来の見通しを立てられるはずです。
プロミスの延滞を防ぐために|リスケジュール(返済日変更)方法
まえもって返済日を変更しておけば、延滞を未然に防ぎやすくなります。ここでは、プロミスのリスケジュール方法について説明します。
返済日変更を申請する方法
プロミスの返済日変更は、カスタマーサポート「プロミスコール」に連絡し、手続きを経る必要があります。返済期日から14日以内に入金可能なときは、自動音声応答からも対応可となります。
電話以外では、インターネットやアプリ内の「毎月のご返済期日変更のお申込」を利用しても返済日の変更が可能です。
そのほか、「自動契約機」や「郵送」からも返済日の変更手続きを行えるので、好みの方法を選択すると良いでしょう。
ただし、すべての契約が柔軟に変更してもらえるとは限らないため、直接通話で確かめてみるのがお勧めです。
リスケジュールが承認される条件
リスケジュールを承認してもらうには、収入や生活管渠が変化したことを証明する必要があります。うまく伝えられれば、手続きも楽に進むでしょう。
返済日を変更してもらったら…
返済日を変更できたら、スケジュール管理をしっかり行いましょう。
カレンダーアプリなどをつかって返済日の管理を徹底していくと延滞リスクを抑えられます。きっちりと契約を守ることで、あなたの信用情報は健全な状態を保てます。
プロミスからの借り入れを延滞しない!お勧めの予防策を3つ紹介
プロミスから借り入れたあとの延滞を避けるために、予防策を講じておきましょう。ここでは、効果的な予防策を3つ紹介します。
予防策【1】スケジュール管理
まず、延滞を防ぐための基礎として、スケジュール管理を徹底することが大切です。スマートフォン内のカレンダーアプリなどでアラームを設定しておくとうっかり返済し忘れる状況を回避しやすくなります。
予防策【2】融資額は必要最低限にとどめる
返済負担をへらすためにも、融資額は必要最低限にとどめておきましょう。負担を抑えられると、ムリのない返済が実現しやすいためです。ご自身の返済能力を把握したうえで決定するのが正解です。
予防策【3】プロミスのアプリを使いこなす
プロミスでは、資金繰りにつかえる専用アプリがあらかじめ用意されています。アプリをしっかり使いこなせば、延滞リスクを回避しやすくなります。返済に行き詰まりそうなときは、はやめに返済日を調整してもらってください。
よくある質問:プロミスの延滞リスク & 対処法について
プロミスの延滞リスクや対処法について、よくある質問をまとめました。この先のトラブルを回避するためにも目を通してみてください。
Q1:延滞は信用情報にどのくらい影響する?
A:プロミスの延滞歴が信用情報に載ると、将来の資金繰りへ影響するかもしれません。
住宅ローンやマイカーローンの審査で通過できなかったり、クレジットカード発行申請を却下されたりといったトラブルが考えられます。これからのトラブルを回避するためにも、延滞しないように心がけてください。
Q2:返済に遅れたらいつから遅延損害金が発生する?
A:返済日翌日から遅延損害金が発生します。
期日をしっかり守りつつ計画的な返済をしていきましょう。
Q3:連絡しないまま滞納していたらどうなる?
A:プロミスへの連絡を怠った状態で滞納していると、電話連絡や督促状が頻繁に来るようになります。
悪質性が認められれば強制退会処理されたあと、法的措置に発展するので要注意です。
最終的には給与や資産の差し押さえ処分が下り、強制執行で精算させられる形になります。大きなトラブルになるまえに真摯な姿勢で資金繰りに向き合う必要があります。
まとめ:プロミスで延滞しそうなとき、すみやかに解決をはかろう
プロミスで延滞してしまうと、「遅延損害金」が発生するだけでなく、「信用情報」の悪化によって、将来の資金繰りにまでリスクが波及していきます。
滞納を避けるためにも、しっかりとした計画をもとに返済していく必要があります。万が一、返済に行き詰まりそうなら、プロミスの相談窓口でリスケジュール(返済日変更)の交渉をしてみるのも手です。
そのほか、「弁護士・司法書士」のような法律のプロから指導してもらったり、「国民生活センター」や「消費生活センター」といった公的な相談窓口でアドバイスを仰いだり…などの選択肢もあります。
すみやかに解決をはかれるように、ご自身に適した方法で資金繰りをがんばっていきましょう。