ACマスターカードは生活保護受給者や無職でも持てる?審査基準や作成方法

ACマスターカードは生活保護受給者や無職でも持てる?審査基準や作成方法

ACマスターカードは、消費者金融のアコムが発行するクレジットカードです。

即日発行や、30日の無利息サービスなどが魅力ですが、クレジットカードである以上、審査基準は意外と厳しく定められています。

そんな中、「生活保護受給者や無職の人でも作れるのか?」は気になるポイントですよね。

この記事では、ACマスターカードの審査基準や申し込み方法について、くわしく解説していきます。

ACマスターカードの審査に通るためのコツもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

ACマスターカードは生活保護受給者でも作成可能?

ACマスターカードは生活保護受給者でも作成可能?

まずは、「生活保護受給者でもACマスターカードを作成できるのか」について見ていきましょう。

ACマスターカードの申し込みでは、基本的に「安定した収入」が必要となるため、生活保護受給者が審査に通るのは難しいとされていますが、一部例外もあります

それぞれ、くわしく解説していきます。

生活保護受給者はACマスターカードを作れない

ACマスターカードを申し込む際、審査でもっとも重視されるのは「安定した収入があるかどうか」です。

クレジットカード会社は、カードを利用した場合に返済できるかどうかを慎重に判断しています。

実際、ACマスターカードの申し込み条件は「20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方」と規定されています。

生活保護は収入ではなく給付金であり、「安定した収入」とは見なされないため、基本的に審査に通るのは難しいと言えるでしょう。

アルバイトをしていれば作成できる可能性はある

生活保護受給者にアルバイト収入がある場合は、どうでしょうか?
ACマスターカードは、アルバイトやパート、派遣社員などでも、安定した収入があれば契約できると規定されています。

そのため、一定の安定した稼ぎを得られていれば、作成できる可能性はゼロではありません。

ただし、生活保護受給者の場合、「安定した収入」とみなされるだけの金額を稼げているなら、そもそも受給対象から外れる可能性があります。

そのため、実際に審査にパスできる生活保護受給者はあまり多くないと言えそうです。

生活保護受給者でなくなり収入があれば作成は可能

基本的に、生活保護を受給している間にクレジットカードを作ることは難しいですが、本格的に就職するなどして安定した収入を得られるようになった場合は、十分チャンスがあります。

クレジットカード会社は安定した収入がある人を対象にしているため、働き始めてから申し込みを行うと審査に通る可能性が高まるでしょう。

特に、収入の変動が少なく、安定した給与が見込める職に就くことで、審査に有利になります。

そのため、できるなら生活保護受給から卒業した後にチャレンジするのが望ましいです。

生活保護受給者や無職の人がACマスターカードを持てない理由

生活保護受給者や無職の人がACマスターカードを持てない理由

ACマスターカードが、生活保護受給者や無職の方に対して厳しい審査を行う理由は、主に以下の3つです。

それぞれ、くわしく見ていきましょう。

安定した収入が求められるため

クレジットカードの審査では、「収入の安定性」が重要なポイントです。

ACマスターカードも例外ではなく、継続的に安定した収入があるかどうかが審査通過のカギとなります。

無職や生活保護受給者の場合、この条件を満たせないことが多いので、カードの発行が難しいのです。

生活保護を受給していても仕事はできますが、一定以上の金額を稼ぐと受給が打ち切られるため、実質、安定した収入を得ている受給者はかなり少ないと考えられます。

返済能力の証明が難しいため

クレジットカードを発行する際には、利用者の返済能力が非常に重視されます。

返済能力の証明には、安定した職業と収入が必要ですが、無職や生活保護受給者の方はこの点が証明できないため、審査が厳しくなります。

特に無職の方は、たとえ預貯金があったとしても現時点での収入がない時点で、審査落ちしてしまうリスクが高いです。

ただし、株や不動産などの資産があり、配当収入や家賃収入などが定期的に入ってくる場合は、返済能力があるとみなされて審査にパスできる可能性があります。

信用情報が重視されるため

クレジットカードの審査では、信用情報も重要な評価ポイントです。

過去の借り入れや支払い状況などの利用履歴のほか、勤務先名も信用情報機関に記録されており、これが審査の際にチェックされます。

無職や生活保護受給者の場合、これらの情報が参照されて、信用情報に不安があると判断されやすいです。

また、クレジットカードやローンに新規申込みしただけの情報も最長6ヶ月間記録されるため、短期間で複数の申し込みをすることも審査落ちの原因となります。

ACマスターカードの審査基準ポイント

ACマスターカードの審査基準ポイント

ACマスターカードでは、以下のような点が審査基準となります。

審査に通りやすくするためにも、ポイントをしっかり押さえておきましょう。

安定収入の有無

ACマスターカードの審査では、安定収入があることが重要視されます。

正社員や公務員、契約社員など、定期的に収入が見込める職業に就いていることが、審査を通過するためにもっとも重要なポイントです。

アルバイトやパートでも、収入が一定である場合は審査に通る可能性がありますが、不安定な収入の人にとっては難易度が高くなります。

また、収入の安定性や継続性を判断するために、職業の内容や勤務年数などもチェックされます。

在籍確認の重要性

在籍確認とは、申込者が本当に職場に在籍しているかを確認するための調査です。

一般的には、職場に電話をかけることで、本当に申込者が在籍しているかどうかを確認します。

しかし、無職の人や、働いていない生活保護受給者の場合は在籍確認ができないため、審査に通過することが難しいのです。

ちなみに、ACマスターカードでは原則、電話での在籍確認はせず、書面(給与明細書や社員証など)や申告内容に基づいた確認を行っています。

いずれにしても、無職の場合はバレてしまうため、カードの作成は難しいでしょう。

過去の信用情報の確認

クレジットカードの審査では、信用情報機関に照会をかけることで、過去の借り入れや返済履歴を確認します。

ACマスターカードを発行するアコムは、「CIC」と「JICC」の2つの信用情報機関に加盟しているため、これらのデータベースが参照されます。

過去に延滞や債務整理などの履歴がある場合は、現在の収入状況に関わらず、審査落ちするリスクが高いです。

一方、延滞や未払いなくクレジットカードやローンを利用してきた実績がある人は、信用情報のスコアが高くなり、審査に通りやすくなります。

収入証明書の提出が求められる場合

ACマスターカードでは、「50万円を超える契約を行う場合」と「他社を含めた借入総額が100万円を超える場合」に、収入証明書の提出を求められます。

提出できる書類は、以下のいずれか一点です。

  • 源泉徴収票
  • 給与明細書
  • 市民税・県民税額決定通知書
  • 所得証明書
  • 確定申告書・青色申告書・収支内訳書

クレジットカードやカードローンでは、「貸金業法」の中の「総量規制」というルールに基づき、総額で年収の3分の1を超える借り入れが禁止されています。

そのため、一定額以上のショッピング枠やキャッシング枠を申し込む場合、収入証明書が必要になるのです。

生活保護受給者や無職の方は、収入証明書の提出が難しいため、特に高額な契約は難しいと考えた方がいいでしょう。

ACマスターカードのメリット

ACマスターカードのメリット

ACマスターカードには、以下のようなメリットがあります。

即日発行や無利息期間など、他のクレジットカードにはない利点が魅力です。

それぞれのメリットをくわしく解説していきます。

即日発行が可能な点

ACマスターカードの大きなメリットの一つは、即日発行が可能であることです。

審査に通れば、自動契約機(むじんくん)コーナーですぐにカードを受け取れるため、急にクレジットカードが必要になった場合にも対応できます。

通常、クレジットカードの発行には数日から1週間程度かかることが多いですが、ACマスターカードはその日に手に入るので、非常に便利です。

また、ネットショッピングに使えるバーチャルカードも即日発行できます。

キャッシング機能が利用できる

ACマスターカードは、アコムのカードにショッピング機能が付いたものなので、キャッシング機能(カードローン機能)も利用できます。

現金が必要な時、銀行振込またはATM(アコム・セブン銀行)からいつでも引き出せるので、とても便利です。

ただし、キャッシングには最大18%の利息が発生するため、計画的に利用しましょう。

無利息期間サービスがある

ACマスターカードのキャッシングには、アコムのカードローンと同じく30日間の無利息サービスが付いています。

アコムでの契約が初めての方に限り、契約日の翌日から30日間、金利0円でキャッシングが可能です。

つまり、すぐに返済できる予定があるなら、利息を1円も払わずにお金を借りられます。

一時的に現金が必要な人には、魅力的なメリットです。

ACマスターカードのデメリット

ACマスターカードのデメリット

ACマスターカードにはいくつかのデメリットも存在します。

リボ払い専用カードであることや、高めの金利設定などが主な注意点です。

くわしく見ていきましょう。

リボ払い専用カードであること

ACマスターカードは、リボ払い専用のクレジットカードであるため、支払いがすべてリボ払いになります。

店頭では「1回払い」を選択しますが、支払いは自動的に「リボルビング(分割)払い」となる点に注意が必要です。

リボ払いは月々の負担を抑えられる一方で、経過日数に応じて利息がかかるため、支払総額が増える傾向があります。

特にリボ払いに慣れていない人にとっては、返済が長期化しやすくなるので、慎重に利用したいところです。

金利が高めに設定されていること

ACマスターカードはリボ払い専用のため、金利が「10.0%~14.6%」と、他のクレジットカードと比較して高めです。

ただし、前月21日~今月20日までに新規利用した分は「新規利用残高」となり、翌月5日までに返済すれば手数料はかかりません。

6日を過ぎると自動的に「リボルビング残高」に移行し、経過日数に応じた手数料が発生する、という仕組みです。

他のクレジットカードと同じように無利息でショッピング利用したい場合は、「新規利用残高」のうちに支払いましょう。

クレジットカードのポイント還元がない

一般的なクレジットカードにはポイント還元制度があることが多いですが、ACマスターカードには残念ながらありません。

買い物でポイントがたまらないため、ポイント目的でカードを利用したい人には不向きです。

ポイント還元がない代わりに、即日発行や無利息期間といったメリットがありますが、ポイントを重視する方にはデメリットと言えるでしょう。

ACマスターカードの申し込み方法と作成の流れ

ACマスターカードの申し込み方法と作成の流れ

ACマスターカードの申し込み方法には、WEB、店舗、郵送の3つがあります。

それぞれの申し込み手順や、必要なものをまとめました。

WEBからの申し込み手順

  1. 公式サイトの申し込みフォームに必要事項を入力して送信
  2. 本人確認書類をスマホアプリで提出
  3. 審査結果の連絡
  4. カード発行(自動発行機または郵送)

WEBからの申し込みは、24時間いつでも可能です。

公式サイトにアクセスし、必要事項を入力して送信するだけで済みます。

本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード・パスポート・健康保険証)は、スマホアプリから簡単に送信できて便利です。

審査にパスしたら、自動契約機「むじんくん」または郵送でカードを発行できます。

カード不要の場合は、カードレスでの申し込みも可能です。

店舗窓口での申し込みと必要なもの

  1. アコムの窓口に必要書類を持参
  2. 申し込み・審査
  3. その場でカードを受け取り

ACマスターカードは、アコムの店舗窓口での申し込みも可能です。

必要書類を持参すれば、その場で申し込むことができます。

本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード・パスポート・健康保険証)は必ず必要なので、忘れず持参しましょう。

また、契約金額が50万円を超える場合、または他社を含めた借入総額が100万円を超える場合は、収入証明書(源泉徴収票・給与明細書・市民税/県民税額決定通知書・所得証明書・確定申告書/青色申告書/収支内訳書のいずれか一点)も必要となります。

審査に通れば、その場でカードの受け取りが可能です。

郵送での申し込み方法

  1. 電話で申込書類を請求
  2. 必要事項を記入して返送
  3. 審査
  4. 審査結果とカードが郵送される

郵送での申し込みも可能ですが、他の方法と比べて時間がかかります。

申し込み用紙を取り寄せ、必要事項を記入して郵送しなければいけません。

審査やカード発行までに時間がかかるため、即日発行を希望する方には不向きです。

ACマスターカードの審査に通るためのコツ

ACマスターカードの審査に通るためのコツ

ACマスターカードの審査に通るためのポイントや、事前準備についてまとめました。

審査にパスしたい方は、参考にしてみてください。

申し込み前に必要書類を準備する

ACマスターカードの申し込みには、本人確認書類が必要です。

スマホアプリから簡単に送信できますので、運転免許証・マイナンバーカード・パスポート・健康保険証のいずれか一点を事前に準備しておきましょう。

また、契約金額が高い場合などは、収入証明書も準備しておくことで、審査がスムーズに進みます。

給与明細・源泉徴収票・市民税/県民税額決定通知書・所得証明書・確定申告書/青色申告書/収支内訳書のいずれかを用意しておきましょう。

在籍確認のための準備と対応方法

在籍確認も、審査で重要なプロセスです。

ACマスターカードでは原則として書面や申告内容での在籍確認を行っているので、社員証や給与明細書など、職場に勤めていることが確認できるものを一点用意しておくと、スムーズに手続きが進みます。

万が一、電話による在籍確認が必要になった場合は、事前に職場に伝えておくのがおすすめです。

どうしても電話をかけられたくない場合は、アコムに事情を説明して、他の方法を提案してもらいましょう。

審査で見られるポイントを理解する

ACマスターカードの審査に通るためには、審査で見られるポイントを理解し、適切に対策を取ることが大切です。

特に「安定収入」と「信用情報」が審査の重要ポイントとなります。

無職の方でも、資産が十分にあり、株の配当・家賃収入などがあれば審査に有利になるので、うまくアピールすることが大切です。

また、信用情報が不安な場合は、事前に信用情報機関に開示請求を行うことで、自分の情報を確認できます。

生活保護受給後(生活保護廃止後)に取得しやすいカードローンの比較表

プロミス
SMBCモビット アコム アイフル レイク
実質年利
4.5%~17.8% 3.0%~18.0% 3.0%~18.0% 3.0%~18.0% 4.5%~18.0%
融資までの時間
最短3※1 最短15分※2 最短20※3 最短18※5 Webなら最短25分※6
無利息期間
30日間 なし 30日間 30日間 180日間※7
借入可能額
1万円~500万円 1万円~800万円 1万円~800万円 1万円~800万円 1万円~500万円
電話での在籍確認
原則なし 原則なし 原則なし※4 原則なし 原則なし
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※1 融資時間:申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。18歳、19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。
※2 申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
※3 審査時間・融資時間:申込時間や審査により希望に添えない場合があります。
※4 アコムの在籍確認:原則、勤務先への在籍確認の電話はなく、書面や申告内容での確認を実施。
※5 申込の状況によっては希望にそえない場合があります。
※6 21時(日曜日は18時)までの契約手続き完了(審査・必要書類の確認含む)で、当日中に振込みが可能です。審査結果を確認できる時間は、8時10分〜21時50分(毎月第3日曜日は、8時10分〜19時)です。時間外や申し込み内容によっては、電話またはメールで審査結果が通知される場合があります。一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。
※7 Web以外の無人店舗や電話で申込むと、借入額全額30日間無利息または借入額5万円まで180日間無利息のどちらかになります。60日間無利息(Webでの申込み限定)、180日間無利息それぞれ契約額1万円~200万円まで。30日間無利息、60日間無利息(Webでの申込み限定)、180日間無利息それぞれの併用はできません。無利息開始日は初回契約日の翌日からとなります。無利息期間経過後は通常金利適用。貸付利率は契約額および利用残高に応じて異なります。

まとめ:生活保護受給者や無職の人はACマスターカードを持つのは難しい

まとめ:生活保護受給者や無職の人はACマスターカードを持つのは難しい

ACマスターカードは、安定した収入がある人にとって非常に便利なクレジットカードですが、生活保護受給者や無職の方にはハードルが高めと言えます。

消費者金融系のため、「審査が甘い」というイメージがありますが、実際は大手だからこそ審査基準が厳格です。

特に、安定した収入と信用情報は重要なポイントとなります。

カードの作成を希望する場合は、まず収入を安定させて、信用力を高めることが重要です。

できる対策をしっかり行った上で、ACマスターカードに申し込みましょう!

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