同時並行でさまざまな場所から借金する、「多重債務」でいると、新たな借り入れはかなり厳しくなるとみて間違いありません。
ですが、多重債務者であったとしても諦める必要はありません。じつは、中小のカードローン会社を利用することで、資金繰りのサポートが期待できるのです。
ここでは、多重債務者でも利用できるカードローンの特徴にくわえ、即日融資の可能性についても解説しています。
「多重債務だけどどうしても借り入れをしたい」とお考えの方は、今後のためにもぜひチェックしてみてください。
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多重債務でも借りられるカードローンの基本知識
「多重債務者」を融資対象としているカードローンは、複数の借り入れがある状況下でも利用できる可能性があります。
はじめに、カードローンの基本的な知識を深めていきましょう。
多重債務者も利用対象となるカードローンの特徴
一般的な金融機関（銀行や大手消費者金融など）ではかなりきびしい審査基準が設けられているため、多重債務者は門前払いを食らう確率が高いのが現実です。
しかし、中小のカードローンでは審査がゆるやかで、他所からの借り入れ有無に関わらず、融資をしてもらえる可能性を有しています。
また、中小系カードローンでは審査がスピーディなため、即日融資を希望する場合でも大きな助けとなるでしょう。
ただし利便性にすぐれている反面、金利が高めに設定されているケースが多く、トータルの返済額がかさみやすい点は注意が必要です。
地元密着型な経営を得意とする中小カードローン
中小のカードローン会社は、地元密着型のサービスを展開している傾向が強いです。顧客それぞれに適した融資に強みがあるため、多重債務者に対しても良心的な対応が期待できます。
地元に根ざした運営方針によって、多重債務者の資金繰りの選択肢になり得るため、大手で融資を断られた人の代替案として利用価値があります。
気になる「即日融資」の条件は？
カードローン会社のなかには、即日融資を期待できる側面があります。しかし、その条件はややきびしいものと捉えておくべきです。
まず、即日融資のために申し込みを午前中に行い、さらに必要な各種書類を前もって揃えておくと良いでしょう。
こうすることで、手続きがその日のうちに終わり、お金をあなたの指定する口座に振り込んでもらいやすくなります。
多重債務者がカードローンを利用するときの注意点
多重債務を抱えている人がカードローン会社を利用するうえでいくつかの注意すべきポイントがあります。ここでは、どういった点にとくに気をつけるべきかを紹介していきます。
融資額は返済能力の範囲内で決める
多重債務は、シンプルに「借りすぎ」が原因である場合が大半です。
返済能力以上の借り入れをしていれば、お金を返すまえに生活が破綻しても不思議ではありません。
債務整理を避けるためにも、日頃から収入・支出の管理を行い、ムリのない返済計画を立てる必要があります。
計画性ある借り入れであるほど、生活が行き詰まるリスクはしっかり抑えられるはずです。
金利・総返済額は契約前に計算しておく
金利や総返済額は契約前にミスなく計算しておく必要があります。
何も考えずに融資を受けたとしたら、毎月の返済に苦労するおそれがあるためです。
中小のカードローン会社のほとんどは、大手消費者金融よりも金利が高く設定されているため、契約前の段階でしっかり試算（シミュレーション）しておく必要があります。
必要以上に借りすぎないだけでなく、返済期間はなるべくみじかく設定しましょう。
信用情報の悪化に要注意
多重債務者が追加の借り入れをした場合、信用情報のさらなる悪化を招くおそれがあります。
追加の借り入れが信用情報に反映されてしまったら、住宅ローンやクルマの購入にも大きな支障をきたしかねません。
将来の資金繰りトラブルを回避するためにも、借り入れは最小限にとどめましょう。つよく意識することで、信用情報の悪化を食い止めやすくなるはずです。
多重債務でも借りられる中小のカードローン会社：選択時に重視すべきポイント
多重債務者が中小のカードローンを利用する場合、何を基準に選べばいいのか良いのでしょう？ ここでは、サービスを選ぶうえで重視すべきポイントを解説していきます。
審査基準がゆるいものを選ぼう
多重債務者がカードローンを利用するなら、審査基準がゆるいものを選択しましょう。中小のカードローン会社では、よそからの借り入れをしていても、審査を通してくれる可能性があります。
柔軟性ある対応をしてくれるケースが少なくないため、融資までのハードルは低いといえます。
過去の返済実績だけでなく、「今～将来にかけての返済能力」も考慮してもらえるため融資の可能性に賭けて申し込みしてみるのもアリです。
金利や手数料を比較検討しよう
契約にふくまれる金利や手数料は、各社それぞれ異なるため、複数候補のなかから比較検討してみましょう。
低金利で契約できれば支払い利息を圧縮できます。また、毎月かかる手数料を抑えられれば、よりラクに元本をへらしやすくなります。
会社によっては、公式サイト内で試算（シミュレーション）できるページも用意されているので、契約前にしっかりと比べてみましょう。
顧客対応やサポートもチェック
顧客対応やサポートが充実しているかは、カードローンを選択するうえでかなり重要です。
万が一のトラブルにもしっかり対応してもらえるか、電話のサポートは誠意ある対応を期待できるか、メールでの相談は返信がスピーディかなどに注目してみてください。
口コミサイトを参考にしたり、実際に相談したりすると良いでしょう。
多重債務でも借りられる可能性がある中小カードローン5選
ここでは、多重債務者でも借りれる可能性がある中小のカードローン会社を5社紹介します。各社の特徴を理解し、自分に合った借り入れ先を見つけましょう。
セントラル
セントラルは、多重債務者にも柔軟な審査を行うことで知られている中小カードローン会社です。即日融資も可能で、急ぎの資金が必要な場合に利用しやすい点が魅力です。
また、全国に多くの支店があり、来店による相談も可能です。
アロー
アローは、他社からの借り入れがある方でも審査に通りやすいと評判のカードローン会社です。低金利を提供しており、返済の負担が少ない点が魅力です。
ウェブからの申し込みが可能で、即日融資にも対応しています。
フクホー
フクホーは、多重債務者にも対応している中小カードローン会社の一つです。信用情報が多少悪くても、柔軟な審査を行っている点が特徴です。
ただし、金利がやや高めに設定されているため、返済計画をしっかり立てることが重要です。
スカイオフィスキャッシング
スカイオフィスキャッシングは、審査スピードが早く、即日融資が期待できる中小のカードローン会社です。他社借り入れが多い方でも利用しやすく、多重債務者にとって頼りになる選択肢です。
オンラインで手続きが完結できるため、忙しい方にもおすすめです。
いつも
「いつも」は、他社の借り入れがある多重債務者でも柔軟に審査を行っている中小のカードローン会社です。金利は平均的ですが、サービスが充実しており、返済相談などにも応じてくれる点が特徴です。
資金に困ったときに、安心して相談できる環境が整っています。
中小と大手カードローンの違いって何？多重債務者にとってのメリットは？
カードローンは、さまざまな金融会社がサービスを提供しています。しかし、中小と大手とどのように違うのか気になりますよね。ここでは、どういった部分に違いがでてくるのかを説明します。
中小の審査は大手よりやさしい
中小のカードローン会社では、大手よりも審査がやさしい傾向にあります。審査基準がゆるいために、多重債務者でも融資に応じてもらえる可能性があります。
そもそも、大手の審査は厳格な基準が設けられてるため、すでに他所で借り入れをしている人は融資対象外として断られるケースが大半です。
中小のカードローン会社は、地域密着型の経営をしていることが少なくありません。個別の事情もしっかり汲み取ってくれるからこそ、依頼を受け入れてくれやすいのです。
中小の借り入れ限度額は低め
中小のカードローン会社のほとんどは、大手よりも借り入れ限度額が低めに設定されています。
貸し倒れるリスクを考慮して仕方がない部分はありますが、高額融資を希望している人には不向きといえます。
しかし、見方を変えると審査がゆるい分、少額融資は受け入れてくれやすいとも解釈できます。
多重債務者にとっては、高額融資を受けるよりも少額融資で細分化したほうが返済の目処が立ちやすいので、人によっては気にする問題ではないかもしれませんね。
融資スピードは大手より早い可能性
中小のカードローン会社は、融資スピードが大手以上にスピーディな場合もあります。「即日融資」を強みにしている会社も多く、緊急の資金繰りが必要な人にも大きな助けとなるでしょう。
申し込み → 審査 → 振り込み までの時間が短いので、ストレスのない借り入れが叶います。
多重債務でも借りられるカードローン：審査に通るためのコツ3点
多重債務者がカードローンの審査を受ける場合、何も考えずに申し込みすると時間をムダにしてしまわないよう、「コツ」を理解したうえで審査に臨みましょう。以下、審査に通るためのコツを3点紹介します。
コツ1：収入証明書を用意しよう
審査にうまく通るため、まずは、「収入証明書」を用意しましょう。
収入証明書は、融資をされる側に安定した収入があるかをチェックするために必要な書類です。
とりわけ、多重債務者は現在の安定収入の有無が重視されるため、いつでも提出できるようにしてください。
金融機関を納得させられる証拠があれば、融資限度額のアップも期待しやすくなります。
コツ2：返済計画を立てよう
「返済計画」は、審査に通るための必須要素のひとつです。
返済能力がある人物と判定されれば、金融機関としても安心して融資できるからです。
計画に不備がなければ、完済するまでの道のりも楽になるうえに、あなたの信用問題にも良い影響をもたらしてくれるでしょう。
コツ3：過去の返済履歴を確認しよう
過去の「返済履歴」が審査結果に大きな影響を与えるおそれがあります。
過去に滞納してはいないか、気になる方は開示請求してみると良いかもしれません。（1,000円前後の手数料は別途必要です）
過去に問題がなければ、融資を受けられる可能性がより高まるはずです。
多重債務者でも借りられるカードローン：返済プランはどう立てる？
多重債務者がカードローンを利用する際は、普段以上にしっかりとお金を管理する必要があります。ここでは、返済プランをどうやって立てるのかをおさらいしていきましょう。
プラン1：収入の安定を意識しよう
まずは、収入が安定しているかを意識することが大切です。安定性に問題があると、返済プランを立てようがありません。
返済を優先するあまり、日常生活のコストを削るのは健全な形とはいえません。
「現在の収入に若干不安がある」と思うときは、「副業」を視野に入れてみても良いでしょう。
プラン2：つねにムリをしない返済を
返済は、つねにムリをしてはいけません。
どうしても行き詰まりそうなときは、返済プラン変更の旨を金融会社に依頼するのも手です。
完済まで自信がない人は、プランを柔軟に変更してくれる会社を優先して選択すると良いかもしれません。
プラン3：「繰り上げ返済」を活用しよう
ボーナスなどの臨時収入が入ったタイミングで「繰り上げ返済」を積極的に活用するのもお勧めです。
余裕がある時期に一気に元本を減らしてしまえば、利息の圧縮が叶います。普段の返済負担もグッと楽になりますよ。
多重債務でも借りられるカードローン：よくある「Q&A」を4点紹介
多重債務者がカードローンを利用するとなると、さまざまな疑問・不安をおぼえると思います。ここでは、よくある「Q&A」をしっかり見ていきましょう。
Q1:多重債務でも審査に通る？
A:多重債務者であっても、現在の収入状況や返済能力、さらに保証人・担保といった面を考慮したうえで融資を受けられる可能性はあります。
残念ながら、「多重債務者なら誰でもOKです！」という金融機関は存在しません。（実際にOKという業者は例外なく「ヤミ金」と捉えておいて良いでしょう）
Q2:在籍確認はかならず行われる？
A:在籍確認は、大半のカードローン会社が実施しています。ですが、会社によっては免除してくれる場合もあります。
また、法人名（カードローン会社）を名乗らず、個人名で問い合わせてくれる方法で確認してくれる会社もあるので、勤務先にぜったいにバレたくない人は事前に尋ねておくと良いでしょう。
Q3:無職でも融資は受けられる？
A:カードローン会社は、借りる側の収入面を重視しています。無職の場合、融資を断られる可能性が高いと見ておくべきです。
例外として、これまで信用情報に大きなトラブルがない人や、保証人・担保をきちんと用意できる人なら、融資対象として見なされるでしょう。
Q4:借り換え時の注意点は？
A:借り換えるときは、返済負担が減っているのか、契約前に確認しておく必要があります。
「借り換えたのにちっとも楽にならない…」といった状況を避けたうえで実行にうつしましょう。
計算方法がわからないときは、借り換え先のサポートに試算してもらうと良いでしょう。
まとめ：多重債務者がカードローンで借りるなら「計画性」は必須
多重債務者が利用できるカードローンは存在します。
大手消費者金融ではきびしい審査基準が設けられていることもあり、多重債務者では利用がきびしいとお伝えしました。
ですが、中小のカードローンでは審査がゆるやかなため、他所からの借り入れ有無に関わらず、融資の可能性は残されています。
しかし、安易なカードローンの利用はお勧めしません。
計画性を伴わない資金繰りは生活破綻のおそれがあるので充分な注意が必要です。メリットだけでなく、デメリットも理解したうえでかしこく資金繰りをしていきましょう。